バイマックル × 龍宮

この記事の目的

黒糖焼酎とスパイス料理の相性はとても良いと感じています。それなら、黒糖焼酎自体にフレーバーを足すという試みはどうだろうか、黒糖焼酎ベースのリキュールができないだろうか、という妄想をするにあたり、まずは個々のスパイスとの相性を確かめていくことが目的のシリーズです。

バイマックル?

タイカレーの香り、トムヤムクンの香り、それがバイマックル。タイ料理ではコリアンダーと並んで重要なハーブの一つです。
日本名でこぶみかんという果物の葉っぱで、キリッと爽やかな香りは柑橘類だからなんですね。

タイ食材店などで、冷凍や乾燥状態のものを購入することができます。ライムリーフという商品名で売られてることが多いかもしれません。今回は冷凍品を使用しました。

バイマックルの写真

香りを移す

パンッと叩いて、龍宮にトポン。まずはストレートで味見をしてみます。

バイマックルを龍宮に浸した写真

5分。立ち香に、ほんのりと龍宮じゃない香りが出始めて、含み香では青い印象もほんのり判るように。

10分。しっかりとバイマックルの存在感が出てきました。これくらいから飲み頃になってきたかな。

20分。黒糖の甘さとバイマックルの爽やかさが調和して、完成した味に。やや強く感じる人もいると思うので、もう少し早めに引き上げた方が万人向けかもしれません。

ちなみに、叩いてから入れないと香りが移るまでに時間がかかります。飲み頃になるまで2-3時間。時間がかかる分だけ青さが少なく柔らかい印象になります。

特徴

香りはわかりやすいタイ料理のあの香り。青くて、酸味とは違う爽やかな香り。

味は黒糖の甘さが引き立てられて、爽やかだけど濃い味わいに。青い風味が黒糖を包んでるような佇まいです。青さがえぐ味っぽく感じられるなら、漬け込む時間を短めに。

2014/09/29

書いた人

koching

奄美黒糖焼酎語り部。
もったいなくて飲めないお酒を買い集めるのが趣味。
甘いものでも辛いものでも、なんならお酒(の瓶を眺めること)を肴に酒が飲める人種。